バスツアーもいよいよ最終回となりました！
今回訪問するのは愛知県にある精鋭IT企業3社。
訪問企業に興味があって来ましたという人から、今後の就活への参考にしたいという人まで。
それぞれにIT企業へのイメージを抱きながら、1社目のアビームシステムズ株式会社に向かいました。
アビームシステムズはブラザーグループのシステム会社として誕生し、
グローバル展開するアビームコンサルティングのグループ会社となった会社。
その出自から、製造業へのITコンサルティングを得意としています。
システム開発だけでなく、顧客の経営戦略や事業戦略の実現にふさわしいIT戦略を考え抜きます。
複雑で多様なIT業界の全体像を紐解くため、
身近に潜むITを出発点にし、IT業界の区分について解説していただきました。
ぼんやりとした業界のイメージが明確になり、
話を聞く参加者のうなずきもどんどん大きくなっていきます。
でも、顧客のIT戦略を支えるって具体的にどういうことをしているんだろう？
アビームシステムズでの仕事の進め方を体感できるワークをすることで、
参加者のそうした疑問は「なるほど！」に変わりました。
また、同社の考え方である「Real Partner」に込められた想いや
文系出身者が半数以上を占めること、
「女性が強い！（笑）」という意見が男性陣から出るほど女性も活躍する風土などについて
たくさんお話を聞かせていただきました。
続く2社目はVISH株式会社。
愛知にある大手企業webサイトのシステム開発を手掛けた実績が多数あります。
それに加え、「自分たちで開発したサービスを提供したい」という
想いから自社サービスを開発しています。
現在、全国各地の幼稚園・保育園やスイミングスクール、病院などでこのサービスが導入されており、
バスの到着を利用者に知らせたり、出欠連絡が取れるなど便利な機能を多数提供しています。
今回は藤井社長からお話を伺わせていただきました。
お客様のお困りごとを引き出してそれに応えるシステムを開発し続け、
多彩な機能を備えたシステムを構築する同社。
今となってはシステムの無償でのバージョンアップは当たり前になりましたが、
同社が無償バージョンアップを始めた頃は全く主流ではなかったとか。
「あらゆる困りごとを聞いて解決してくれる会社」
そんな口コミが広がったことで、自社サービスの導入施設がどんどん増えたそうです。
そうした内容のほか、プログラム業界の傾向を踏まえた上で
どういったビジネスモデルが理想なのか、
働く人のモチベーションの源泉とは何かといったお話も伺わせていただきました。
バスツアーのラストを締めくくる企業は株式会社タービンインタラクティブです。
つくろうと思えば誰しもがWebサイト制作できるという昨今。
単に「いいWebサイトをつくる」ではなく「成果を出す」ことを最も重視する同社は
Web制作だけでなく、Web戦略に関わるコンサルティング・マーケティングも行っています。
顧客である「企業のため」という以上に
「Webユーザーである消費者のために」という想いを強く持っている同社。
消費者が求めている情報と企業が発信する情報、
この両者のコミュニケーションが齟齬なく行われることを目指しています。
そんな同社の、社内での仕事のスタンスは「軸を自分に置かない」。
お客様はもちろん、プロジェクトチームの仲間のためにも
頑張るという姿勢が社員に根付いているそう。
とあるタスクを誰がするか判断しにくい曖昧な領域が発生した時、
「じゃあここは私がやりますね」という声が自然に上がる。
そんな雰囲気の中でプロジェクトを円滑に進めていきます。
会社についてのお話を伺った後は、日経オフィス賞を受賞した
お洒落なオフィスをぐるっと見学させていただきました。
社員数何千、何万名もいるクライアントのWeb戦略も手掛ける同社、
その知恵はこの空間から生まれているんですね。
なんと飲食もできるスペースがありました。
他の社員とのコミュニケーションを必ず取るようにという決まりがあるそうです。
オフィスらしからぬお洒落な空間に、一同目の輝きが止まらず。
最後にそれぞれ気になったことを質問させていただき、3社の見学を締めくくりました。
短い帰路でしたが、1日の振り返りをシェアします。
「1社目のグループワークでは、複数人のアイディアが組み合わさって、
ひとつの課題への答えを生み出すプロセスがとても面白かった。
チームで課題解決する仕事にも興味が湧きました」
「IT企業に対して漠然としたイメージしかなかったですが、
業界全体の構図が分かったり、一口にITといっても
企業によって提供しているサービスは様々なんだと分かりました」
「IT企業って何を売っている会社？」という今回のテーマに
参加者それぞれの答えを見出した1日でした。
