第4回バスツアーのテーマは「みんなが知らない超優良企業」！
「今後の就職活動の参考にしたい」という思いからの参加者が多かった今回。
満員のバスにて、独自のワザで時代を乗り越えてきた3社を訪問します。
1社目は、オフィス家具を製造・販売するアルプススチール株式会社。
机やイスなどのオフィス家具の中でも、ロッカーの製造を得意としています。
学校やオフィスに限らず、スポーツジムやスーパー銭湯といった商業施設にも
ロッカーを納品しているんだとか。
気づかぬ間にアルプススチール製のロッカーを使っているかもしれませんね…！
会社についてのお話を伺った後は工場見学へ。
少ないかと思いきや、女性や若い社員さんもあちこちで作業しています。
聞いてみると、女性活用にも力を入れておられるとのこと。
身近なロッカーが作られる現場を目の当たりにして、
「こんな風につくられてたのか」と思わず口を開く人もチラホラ。
アルプススチールならではの技術についてもお話を伺うことができました。
続く2社目は、60年以上の歴史をもつ
航空機部品・治具の製造会社である株式会社和田製作所。
半世紀ぶりの国産旅客機として注目を集めた「MRJ」。
実はその開発に初期から携わっていたのが和田製作所なのです。
治具というのは「部品の加工や組み立てを効率良く行なうために工作物を固定する道具」。
意味は分かるけど、それって一体どんな形のものがあるんだろう？
工場を見学させてもらい、航空機部品だけでなく
治具にはどのようなものがあるのか拝見させていただきました。
ここでもご紹介したいですが、工場の中は撮影NGなので残念ながらご覧いただけず…。
ゴメンナサイ。
綺麗な工場、オフィスに一同目が釘付けでした。
製造業に珍しく、和田製作所では文系出身者が多いそう。
「『ものづくりをしたい！』という思いのある人にはとても向いている会社です」
と社員の方から伺いました。
ラスト1社は熱処理を専門とする株式会社メタルヒート。
熱処理とは金属を加熱・冷却することで性質を変える加工のことで、
フォーク・はさみなどの日用品から自動車・スマホの部品まで、
ありとあらゆる身の回りのモノに欠かせない処理なのです。
北は北海道から、南は鹿児島まで
全国各地に顧客をもつメタルヒート。
熱処理は形のあるモノを提供するのでなく、
熱処理という目に見えないプロセスを提供しているので
お客様に信頼していただくのは至難の技。
そこでメタルヒートでは「安心の可視化・定量化」に力を入れています。
見学させていただいた工場見学ルームも、そうした取り組みのひとつ。
安全で綺麗な工場をお客様に見ていただくことも信頼につながるそうです。
その他にも、「社員全員の意見で会社をつくる」をモットーとしており
社員全員が社長に改善提案を提出する取り組みも行っているとのこと。
会社はそれぞれの社員の考えへの理解を深められ、
社員は自分の声が会社に必ず届くことがモチベーションとなり、
相乗効果で双方が高められます。
こうしたところにもメタルヒートの強さが隠れているのかもしれませんね。
帰りのバスでは1日の感想をシェアしました。
「メタルヒートさんの『安心の可視化』という発想がとても勉強になりました」
「恥ずかしながら、こんなに技術力が高く良いものを提供している
愛知の中小企業があることを今回初めて知りました。
こうした情報は自分から積極的に探しに行かなければと思いました。」
知られざる優良企業のワザに刺激を受けた日となりました。
