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第1回バスツアーの報告レポート公開!

8/26(金)に記念すべき第1回バスツアーに行って参りました!

1社目に向かう株式会社関谷醸造までは、バス出発からおよそ1時間半。
企業見学のコツについてアテンダーからヒントをもらったり、
隣の席や周りの参加者と自己紹介を通じたおもしろワークを実践。
「就活中で、いろんな企業を見たいと思って」
「学校でツアーのチラシを見かけて、面白そうだと思って来ました」
などなど、それぞれの参加への思いはさまざま。
初めましての人ばかりで最初は緊張した雰囲気が漂っていましたが、
ワークをしているうちにいい具合にほぐれてきました。

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1時間半という長さも束の間、現地に到着。
酒蔵の最高製造責任者である遠山久男さんからお話を伺いました。

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全国で日本酒を製造する酒蔵数は減少の一途を辿っているなかで、
好調な業績を残す関谷醸造。
その秘密は「変わった酒蔵だね」とよく言われる、独自の発想力にあるようです。
毎年満員御礼の直営バーでの自主企画に、
全国から毎年人がやってくる「お酒のオーダーメイド」事業の展開。
業界としては向かい風であっても、
ベストを尽くして自分の選んだ道を正解にしてきたという遠山さんのお話を聞き
熱心にメモを走らせていました。

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遠山さんのお話を伺った後は、実際に酒蔵の中を見学しました。
「再現性がある、質にムラのない酒造り」のため、
機械を導入して発酵時の温度管理をされているそう。
初めての酒蔵見学に、一同ドキドキでした。

道の駅「どんぐりの里いなぶ」でお昼ご飯を満喫し、
次に向かうは、建設会社である株式会社杉田組。

杉田組ではおよそ10年前からいち事業部としてブルーベリー農園を経営。
現地に到着すると、ブルーベリー事業の担当である社長の奥さん
杉田雅子さんが迎え入れてくれました。

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まるで今まで何度も会っていたかのように
心を開き切って話しかけてくれる杉田さん。
その雰囲気に身を任せて、一同のめり込むように聞いています。

新たな雇用の場の創出と、遊休農地を使って稲武を賑わせたいという思いから
始まったブルーベリー農園の経営。
ブルーベリーを育てるためのノウハウがない愛知だったので
開園に備えた当初は農家の方や専門家に電話をかけてまわったり、
その手の話に詳しい教授を呼ぶために
膨大な資料を作成したことがあるんだとか。

次第に話題の中心は、仕事探しについての話へ。
参加者のひとりひとりに夢を尋ねて、
それぞれに向けてお話をする杉田さん。
「一生懸命やっていたら手伝ってくれる人が必ずいるからね」
と優しく語ってくれました。

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農園の併設カフェでブルーベリーアイスもいただきました。

残る1社、デザイン事務所の株式会社こいけやクリエイトに向けて出発。
美味しいアイスをおやつにいただき、
バスでは幸せいっぱいに爆睡する人が続出。
アテンダーのひとこえで目を覚まし、
企業のおさらいをします。

そして現地到着。
建物のドアを開いてみると、現れたのは家の玄関。
実はこの建物、自宅兼事務所として使われているんだそうです。

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目立つオレンジ色のつなぎがトレードマークの西村社長。
「どちらかというと話すのは得意ではないけれど、変わった格好をするのはイヤじゃない。
だったら自分はそれで顔を覚えてもらおうと思って」
ポケットからは同じ色の名刺や文具が次々出てきました。

西村社長には「豊田市の魅力を伝えたい」
「地域の顔が見える関係をつくりたい」という思いがあります。
そのための手段として「デザイン」というスキルを活かしているそう。
デザインをひとつの手段として見ているからこそ、
豊田の官民を巻き込んだプロジェクトの運営、
豊田の魅力を体感できるプログラムの実施と多岐にわたる活動にも取り組まれているんですね。

社長の右隣に座るのは中途入社した石川さん。
「仕事をしていてその時は辛いと思うようなことでも、後になって振り返ればムダなことなんて
何ひとつなかったなぁと思える時がくると思います。」
社長は「石川さんがここに入社したいと言ってくれた当初、会社はふたりだけで
経営していたので、入社してもらうのはとても勇気がいることだったんですね。
それでもその決断をしたのは、彼女が一生懸命な人で応援したくなったから」と言います。
「みんなみたいに若くて一生懸命なことは大きな武器になるよ」と
励ましのメッセージをいただきました。

席を立つ頃にちょうど社長のお子さんが帰宅。
お兄ちゃん・お姉ちゃんがたくさんいて恥ずかしそうな様子でしたが
最後は社長と一緒にバスを見届けてくれました。

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帰りのバスでは1日で感じたことを隣同士、全体でシェア。
「今までやってきたことにムダがなかったという話が特に印象に残っています。
私も5年後10年後にそう思えるかもしれないと希望が持てました。」
「実際に働く人の話をじっくり聞かせていただける貴重な機会でした。
今日の経験を糧にして就活を頑張りたい」
「やりたいことをやってみるというお話が心に残っています。
どこか挑戦することを避けている自分がいたので、これからは挑戦していきたいと思います」

思い思いに語って1日を締めくくりました。

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